【復元画】北周の武帝「宇文邕」のY染色体ハプログループはC2a1a1b2a2a1-FGC28857

東洋小人種
https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(24)00240-9
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 西部が北周である。北周は556年から581年まで継続した。日本では、その時代は古墳時代に対応する。画像は「北周・北斉・陳・後梁 – 北周 – Wikipedia」より。宇文邕(うぶん・よう)はYuwen Yongである。

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宇文邕の遺伝子

宇文邕のY染色体ハプログループはC2a1a1b2a2a1-FGC28857である。

 もし漢民族のY染色体ハプログループがO2a系統であるならば、宇文邕の父系は漢民族でない。宇文邕の父系はモンゴル人の父系である。ただし、C2a1a1b2a2a1-FGC28857がモンゴル平原や中国北東部に分布していたならば。この父系は北方(シベリアやモンゴル、中国北東部)に由来する。

宇文邕のミトコンドリアDNAハプログループはC4a1aである。

 C4a1aもまた北方(シベリアやモンゴル、中国北東部)に由来する可能性がある。

宇文邕は古代北東アジア人と黄河農耕民の混合である。

 古代北東アジア人の割合は6割である。黄河農耕民の割合は3割である。おそらく、父系は中国北東部である。黄河農耕民は母系から入っている可能性がある。ただし、現代では、黄河系統の東洋人もまた北方形質であるように見える。もし黄河農耕民も北方形質であるならば、宇文邕は父系でも母系でも南方でなく、北方形質である。

関連

Ancient genome of the Chinese Emperor Wu of Northern Zhou: Current Biology (cell.com)

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