日本語の元となる言語を最初に話したのは、約9000年前に中国東北地方の西遼河(せいりょうが)流域に住んでいたキビ・アワ栽培の農耕民だったと、ドイツなどの国際研究チームが発表した。10日(日本時間11日)の英科学誌ネイチャーに掲載された。
https://mainichi.jp/articles/20211113/k00/00m/030/100000c
以下では、俺は上記の速報に関して感じた違和感を提示するつもりである。結論から言って、俺はたとえその論文がネイチャーに掲載されたとしても、俺はこの論文を疑うべきであると審判する。正確な情報は「雑記帳の電子場所(ここ)」から。
トランスユーラシア語族
トランスユーラシア語族
俺の認識 俺はトランスユーラシア語族が存在すると断定しない。
上記の速報では、トランスユーラシア語族それ自体が存在すると仮定されているように見える。俺の印象では、この語族には、印欧語族の考えが応用されている。もっと言うと、セム語族が全ての言語の祖先であると言った宗教的な考えも背景に存在するように感じる。
印欧語族の場合、Y染色体ハプログループRが印欧語族に本当に綺麗に対応している。それに対して、東洋地域、もっと言うと東洋から中央アジア、そしてアナトリア半島には、様々なY染色体ハプログループ(O、D、C、N、J)が存在しているように見える。実際、漢民族と朝鮮民族の一部と大和民族の一部はO系統(O2a、O1b2)であり、モンゴル民族はC系統(C2)であり、トルコ人は不明(J2系統?)である。語族は異なるかもしれないが、C系統(C1a1)やN系統の東洋人も存在しただろう。
東アジアのY染色体ハプログループはアジアの街並みのようにぐちゃぐちゃであり、印欧語族のような理想的な語族が存在するようには見えない。また、もしトランスユーラシア語族が存在するならば、その語族に(理想的に)対応するY染色体ハプログループは何であるのかだろうかと疑問に思う。もしトランスユーラシア語族がC(C2)系統であるならば、俺は納得はできないが、そこまでおかしいとは感じない。俺はモンゴル人が農耕をやる印象を持っていないけれども…。
民族と土地
民族と土地
俺の認識 民族は土地それ自体でない。
上記は当然である。しかし、ホモ・サピエンスと呼ばれる個体の一部は民族と土地を区別できないように見える。実際、大和民族の雌がニューヨークに住む時、彼女らはまるで偉くなったように振る舞う。なぜなら、この種の雌は自己と土地それ自体をうまく区別できないように見える。
稲や日本語、そして民族が朝鮮半島から日本列島へと渡来した。この種の表現がしばしば観察される。しかし、この表現から、俺は朝鮮民族が朝鮮半島から日本列島へと渡来したと結論づけることはできない。なぜなら、縄文人が朝鮮半島(の南部)に生息していた可能性がある。朝鮮半島から日本列島へと渡来は朝鮮民族の渡来を必ずしも意味しない。縄文人が朝鮮半島の南部で半農耕を営んでいた可能性は完全には0でない。
違和感
説教
俺の認識 マーティン・ロベーツは科学を悪用して、説教したいように見える。
研究チームのリーダーでマックス・プランク人類史科学研究所のマーティン・ロッベエツ教授(言語学)は「自分の言語や文化のルーツが現在の国境を越えていることを受け入れるには、ある種のアイデンティティーの方向転換が必要になるかもしれない。それは必ずしも簡単なステップではない」としながら、「人類史の科学は、すべての言語、文化、および人々の歴史に長期間の相互作用と混合があったことを示している」と、幅広い視野から研究の現代的意義を語っている。
https://mainichi.jp/articles/20211113/k00/00m/030/100000c
俺が上記の文を読んだ後、俺は違和感を覚えた。なぜなら、俺はマーティン・ロベーツは科学を悪用しているように見える。俺は彼女を見ると、俺は小保方晴子を思い出す。実際、朝鮮民族と漢民族と大和民族(縄文人を含む)、そして、満州人やモンゴル民族は互いに遺伝的にも文化的にも言語的にも関係してきた。これは事実であり、俺にとっては意外性は存在しない。
しかし、この事実の使い方には、慎重さが求められる。例えば、俺らはこの事実を悪用して、俺らは朝鮮民族と漢民族と大和民族(縄文人を含む)、そして、満州人やモンゴル民族は互いに遺伝的にも文化的にも言語的にも関係してきたので、互いに仲良くしようと主張することができない。それはもはや科学的でなく、科学を悪用した政治である。
また、この種の人物は上記の事実を悪用して、民族間の交雑を促す。例えば、彼らはネアンデルタールとホモ・サピエンスが互いに交雑してきたと言って、ネグロイド人種とモンゴロイド人種とコーカサス人種の交雑を促そうとする。そうして、人種や民族を交雑で抹殺することによって、人種や民族を除去して、人種主義の台頭や民族の主義の台頭を防止しようとする。科学はこのようにしばしば悪用されるが、俺がマーティン・ロベーツの発言を見た後、俺はこの種の悪用を連想した。
ロベーツ博士は「韓国と日本、中国のような国々は、単一言語、単一文化、単一血統を持つと描写される」とし、「民族主義的な議題を持つ人々にとっては、自分の言語と文化の起源が国境の向こうにあるということは不快な真実だが、すべての言語と文化、人間は混じりあっている」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2a060e9b415e8f58ec0ad2a7904b57a3b435f4a
上記の発言はさらに奇怪である。マーティン・ロベーツは自然界の分析者でなく、まるで宣教師や説教者のようである。マーティン・ロベーツはモンゴロイド人種の民族や文化、そして歴史を否定するために、この種の発言を実行したように見える。マーティン・ロベーツは「すべての言語と文化、人間は混じりあっている」がまるで素晴らしいことであるように述べている。
さらに、彼女は混じり合っているのだから、人類は互いに仲良くしなさいと説教しているようにすら見える。しかし、この種の発言やこの種の思考はもはや分析(科学)でない。マーティン・ロベーツはルーヴェン・カトリック大学日本学修士を卒業してるらしい。俺が彼女を見ると、マーティン・ロベーツは大和民族や漢民族、朝鮮民族の単一言語、単一文化、単一血統を否定するために、この種の研究を実行しているように見える。
しかし、欧州人が有色人の言語や文化、そして血統を汚いもの、またはナチス的なものとして否定することは、白人帝国主義や植民地政策の再来であるだろう。マーティン・ロベーツの発言は、有色人は遺伝的に劣っているのだから、その劣等さはナチス的であるのだから、白人の遺伝子を注いで文明化させるべきであると主張しているように見える。一般的に、キリスト教は土着の民族と土着の神話を否定してきた。21世紀の現在では、キリスト教は科学を装って、キリスト教は土着の民族と土着の神話を否定しようとしているように見える。
言語とホモ・サピエンスの雌
俺の認識 たとえあるホモ・サピエンスの雌が研究者と呼ばれる対象であったとしても、その雌は言語が父系で伝わる意味をうまく把握することができないように見える。
俺が日本語の原郷は中国北東部であると指摘された時、俺はその父系は何であるのかと疑問に思った。なぜなら、中南米の言語とY染色体ハプログループが印欧語族とR系統であるのを見ればわかるように、言語は基本的、または理想的には父系で伝達される(ように感じる)。もっと言うと、言語と神話とY染色体ハプログループは父系で理想的には伝達される(ように感じる)。
ただし、もし文明差が存在するならば、またはもし家族が正常に形成されないならば、言語は父系で伝達されない可能性もあるだろう。バスク語やエトルリア語は言語とY染色体ハプログループが一致しないかもしれないらしい。そのほかにも、多くの例外が存在するだろう。
もしマーティン・ロベーツがトランスユーラシア語族の存在を仮定するならば、彼女はトランスユーラシア語族に(理想的に)対応するY染色体ハプログループ(父系)を提示する必要がある。その後、もしその語族とY染色体ハプログループ(父系)が一致しないならば、彼女はその現実的な不一致を(理想的な法則の変形から導かれる)例外則の提示によって説明する必要があるように見える。