キリンの首と進化論〜ダーウィンの自然選択説とラマルクの用不用説〜

動物
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 ダーウィンの進化論では、キリンの首は突然変異と自然選択によって説明された。キリンは突然変異を繰り返した結果、キリンの首は伸びた。さらに、伸びた首は生存競争で有利であったので、首の長いキリンは生き残った。ダーウィンはキリンの首を進化論の観点からこのように説明した。

それに対して、ラマルクは用不用説を提示した。彼はキリンが高い場所にある食料を食べようとした結果、キリンの首は伸びた。さらに、その遺伝子が子孫まで伝わってきた。そして、キリンの首が伸びた。ラマルクの用不用説では、目的論的な印象があるように見える。

現在では、ダーウィンの進化論が一般的であるように見える。以下では、俺はなぜキリンの首が伸びたのかを提示するつもりである。

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キリンの首と進化論

 以下では、俺はキリンの首と進化論を自由意志の観点から提示するつもりである。

自由意志と進化論

 俺系統の認識 キリンは首の長さが変化しないという自動的な運動を首の長さが大きくなるという非自動的な運動にその自由意志で変化させた。

 その結果、首の長いキリンは高い場所にある食物を食べることができて、進化論的に生き残った。ここでは、自由意志とは、自動的な運動を非自動的な運動に変化させる能力である。例えば、俺が自動運転車に乗るとき、俺はブレーキを踏んだり、ハンドルを右に回して、自動運転車の自動的な運動を非自動的な運動へと変化させることができる。この自動的な運動を非自動的な運動へと変化させる能力が自由意志である。

完全に自動的な世界では、キリンの首の長さは慣性の法則のように変化しない。しかし、高等動物は自由意志を持っているので、彼らは首の長さが変化しないという自動的な運動を首の長さが大きくなるという非自動的な運動にその自由意志で変化させた。その結果、キリンの首は長くなった。

注意点としては、キリンが首の長さが変化しないという自動的な運動を非自動的な運動へと変化させた結果、首の長さが長くなったという非自動的な運動が生じた。キリンは首の長さが長くなるという目的を持って、首を長くしたわけでない。自由意志は自動的な運動を非自動的な運動に変化させる能力である。だから、キリンは「首の長さ」でない非自動的な運動をキリンの自由意志で導出したかもしれない。現在では、キリンは首の長さが変化しないという自動的な運動を非自動的な運動へと偶然に変化させた。

一般的には、自由意志は自己の行為の選択能力である。このとき、自由意志は目的的な印象を持ってしまう。つまり、キリンは首を長くするという選択を実行した。しかし、俺の印象では、自由意志は目的には無関係であり、自由意志は自動的な運動を非自動的な運動へと変化させるだけである。

確率と偶然

 俺系統の認識 確率は自動的な(機械的な)現象である。一方、偶然は自動的な現象でない。

 しばしば、突然変異や進化論は確率で説明される。しかし、俺はこの種の説明を善と判断しない。なぜなら、確率は自動的な現象であり、確率に関する数式は自動的な現象を記述する。一方、偶然は自動的な現象でないので、確率で説明されない。

例えば、上記では、キリンは自動的な現象を非自動的な現象へと変化させた。この現象は確率で説明される突然変異でない。なぜなら、その変化は自動的な現象でなかった。自動的な運動を線分とすると、非自動的な運動は点である。線分AーBーCを考えると、AーB、非自動的な運動、BーCである。自動的な運動(AーB)→非自動的な運動→自動的な運動(BーC)である。

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