父系と言語と神話

俺らについて
https://unsplash.com/photos/70lKY2pk3yo

 この宗教では、俺らは世界における父系(Y染色体)や言語、そして神話を非常に重視する。信仰者は父系(Y染色体)と言語と神話に詳しいという義務を持つ。特に、神話には、世界に対する人間の認識や善悪、善悪の判断、そして信仰が凝縮されている。さらに、神話は俺らの民族を形成する。

俺らは父系(Y染色体)と言語と神話を三位一体のように捉える。または、俺らは父系(Y染色体)と言語と神話の集まりを「父巴(ちちともえ)」と便宜的に呼ぶ。以下では、俺は父系と言語と神話の面白さを提示してみるつもりである。

父系と言語と神話

神話

 認識 神話は世界に対する人種や民族の認識を記録している。

 正確には、神話は世界に対する人種や民族の認識を記録して、伝達してきた。俺らが世界における様々な人種や民族に接触するとき、俺らは異なる人種や異なる民族は世界に対する異なる認識を持っていることに気づく。そして、この認識は遺伝にも関係して、かつ父系で伝達されてきた。

世界に対する認識が互いに異なる時、俺らは同じ社会で競技することができない。もし異なる認識が異なる神話を与えるならば、その時、神話それ自体が異なる民族の存在を暗示する。言い換えると、神話の数が民族の数に対応して、それぞれの神話がそれぞれの民族に対応する。

だから、もし俺らが神話の数を数え上げることができるならば、その時、俺らは民族の数も数え上げることができる。言い換えると、もし俺らが神話の数を数え上げることができるならば、その時、俺らは世界に対する認識の数も数え上げることができる。

言語

 認識 言語は神話を書くためにも必要である。

 言語なしに、神話は存在しない。そして、言語もまた世界に対する認識に関係する。例えば、印欧語族は性や数や格に関する変化を持つ。この事実は印欧語族を持つ民族(Y染色体ハプログループR)が世界に対する非常に独特な認識を持っていたことを暗示する。

理想的には、俺らは自己の神話を自己の言語で書く必要がある。けれども、自己の神話は自己の言語と必ずしも一致しない。例えば、印欧語族を持つ民族は自己の神話を完全に失い、セムの創造主を信仰してきた。けれども、彼らはラテン語や英語やその他の印欧語族で書かれた宗教書を読んできた。

父系

 認識 神話と言語は父系で父から息子へと伝達されていく。

 例えば、インド神話とヒンドゥー語は印欧語族を持つ民族(Y染色体ハプログループR)の神話と言語を受け継いできたように思える。この事実はインド大陸北部の人々は印欧語族を持つ民族によって完全に支配されたことを暗示する。インド人は印欧語族を持つ民族が信仰していた創造主、つまり父を彼らのお父様と信仰している。

上記をまとめると、父系がY染色体として遺伝的に存在する。次に、言語が存在して、その言語は父系で伝達していく。最後に、神話が存在して、神話や神話における認識も父系で伝達していく。言い換えると、人間の認識とそれを記録する言語は父系で伝達していく。当然、これらは理想的な環境での現象である。

宗教

信仰

 認識 宗教は創造主や善悪に対する信仰を与えて、x系統の人間性を信仰者に授ける。

 宗教は善悪を持つが、神話は善悪を持たない。宗教は信仰を与えるが、認識を与えない。神話は認識を与えるが、信仰を与えない。宗教も神話も創造主やそれらに類似した何か(神々)を与える。

神話は民族の認識を父系で伝達させていく。信仰はx系統の人間性を父系で伝達させていく。信仰は認識よりも一般的で人工的、そしてシステム的(世界)あり、人間が何であるのか、俺ら自身が何であるのか、つまり “自己“をより明確に授ける。信仰は自己の善悪や契約(約束)や死生観、刑罰や性を父系で伝達させていく。

創造主

 認識 創造主とは、世界を創造した「始祖の父」である。

 一般的に、創造主というと、俺らは自然界を含む世界を創造した対象と想像する。神話では、創造主は神であり、天や水に宿る対象に近い。しかし、人間社会における創造主の意味は「最初の父」である。最初の父は彼自身の目的を持ち、その目的を彼の力(意志)で実現した。その結果、世界や人間や民族が父の力(意志)によって創造された。

例えば、俺らの父の父の父を辿っていくと、俺らは最初の父に遭遇する。黒人のアメリカ国民の父や中南米の交雑種の父を辿ると、白人の父が登場するだろう。その白人が彼らの父、つまり彼らの創造主である。古代ギリシア人の父を辿っていくと、彼らの言語が印欧語族であることを考慮すると、白人(Y染色体ハプログループR)の父が登場するだろう。

そして、古代ギリシア人はその白人の父をギリシア神話の中で神と崇拝してきた。古代ギリシア人の神話、つまり彼らの父に関する話はその神の言葉、印欧語族で書かれてきた。古代ギリシア人にとって、神(父)の言葉は白人の言葉(印欧語族)であった。

 たとえアルキメデスが天才であったとしても、もし彼のY染色体ハプログループがRであったならば、その時、欧州人は「もしアルキメデスが欧州人由来のY染色体を持たなかったならば、彼は数学の天才になれなかっただろう。なぜなら、天才であるためにはY染色が必要である」と皮肉的に言うだろう。

要するに、アルキメデスが数学をして天才的な業績を残すためには、欧州人由来のY染色体(父系)と言語が必要であった。直接的には、アルキメデスの先祖は欧州人によって強姦されて、父系的にも言語的にも、そして神話的にも完全に支配された結果、彼は天才になることができた。これは創造主がアルキメデスの肉体を創造したので、アルキメデスは天才になれたことに似ている。 

進化論で例えると、俺らの父系の先祖の先祖の…と辿っていくと、チンパンジーとの共通先祖(雄)が生じる。さらに辿ると、哺乳類…多細胞生物となり、最終的には原子などの物質になる。さらに遡ると、宇宙の創造に行き着く。宇宙の父がいわゆる創造主である。当然、多細胞生物以降には、性別は存在しない。

タイトルとURLをコピーしました