国民国家(nation-state)とは何であるか?

西洋文明(欧州+地中海)
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 以下では、俺は国民国家(nation-state)について述べるつもりである。現在、日本国の国家システムは国民国家である。

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国民国家

 以下では、俺は国民国家の定義を提示する。そのあと、俺は国民国家の歴史と国民国家の悪意を提示するつもりである。

定義

 俺系統の認識 国民国家とは、領土と国民と法の組みである。

 または、国民国家とは、その民が国民である国家である。国民国家を特徴づけるのは国民である。国民とは国籍を所有する人間である。法はキリスト教系統の法律である。

国民国家には、アメリカ合衆国やフランスやイギリスがある。アメリカ国民とは、アメリカ国籍を所有する人間である。フランス国民とはフランス国籍を所有する人間である。日本国や韓国も形式的には国民国家である。日本国民とは、日本国籍を所有する人間である。韓国国民とは韓国国籍を所有する人間である。

歴史

 国民国家は西洋由来の国家概念である。俺の印象では、国民国家は30年戦争の時代(日本国では江戸時代)にはなかったはずである。欧州人はキリスト教の宗派を巡って争い、互いに虐殺した。その時、キリスト教プロテスタント派がプロテスタント民を欧州人に授けて、キリスト教カトリック派がカトリック民を欧州人に授けた。アメリカ独立戦争やフランス革命あたりから、現在につながる国民国家が生じたはずである。

また、コンスタンティヌス帝のキリスト教の国教化以降、欧州人及び西地中海人はキリスト教化されてきた。キリスト教は民族や先祖や土着の神話を否定して、破壊してきた。その結果、欧州人は自己の民族や自己の神話を失い、彼らは自己認識の崩壊を経験してきた。その自己認識の穴埋め、つまり擬似的な民族を欧州人に授けたのが国民国家における国民である。

東洋人の場合、大和民族は日本神話を信仰して、漢人は道教を信仰する。これらは民族神話である。さらに、彼らは儒教や仏教という文明宗教を持つ。そのため、たとえ東洋人が国民国家を持たないとしても、彼らは自己認識の崩壊を経験しない。一方、欧州人は自己のケルト神話やゲルマン神話をキリスト教で否定したので、彼らは自己をゲルマン民族やケルト民族と認識することができなくなった。その代わりとして、彼らはドイツ国民やフランス国民で自己認識の喪失を紛らわせた。

欧州における大体の流れとしては次である。コンスタンティヌス帝のキリスト教の国教化→民族神話の喪失→自己認識の崩壊→宗教や宗派による自己認識の付与→国民国家による自己認識の付与である。つまり、国民とは、欧州人がキリスト教によって失った民族神話の代用である。神話は認識を民に授けるので、もしある民が自己の神話を喪失するならば、その民は彼ら自身が誰であるのかも彼ら自身で認識することができなくなる。

悪意

 俺系統の認識 国民国家とは、侵略的な国家概念であり、欧州人が有色人の自然な生息地を彼らから強奪することを人工的に正当化する。

 本来であれば、欧州人が彼らの国家をアメリカ大陸やオセアニアに形成していることは本当に不自然である。そして、俺はその不自然さを悪いと判断する。しかし、もし俺らが国民国家という国家システムを正当と認識する、または認めるならば、その時、欧州人によるそれらの国家も認められてしまう。

普通に考えればわかるように、欧州人が彼らの国家をアメリカ大陸に形成することは何か変である。だから、欧州人は自己の国家を人工的に正当化するために、彼らは国民国家という考えを創造したり、または彼らは国民国家という考えをアメリカ大陸やオセアニアに適用する必要があった。その時、欧州人は彼らの国家それ自体やアメリカ大陸やオセアニアにおける資源の不自然な所有、アメリカ大陸からの核爆弾の投下を国民国家によって人工的に正当化することができるようになった。

国民国家という国家システムが欧州人が彼らの国家をアメリカ大陸に不自然に形成する正当性を授けている。西側白人は彼ら自身を「移民」と呼んで、アメリカ大陸におけるモンゴロイド人種の虐殺及び絶滅、乗っ取りと居住の正当性を獲得したい。

俺系統の認識及び善悪

 以下では、俺は国民国家に対する俺系統の認識及び善悪を提示するつもりである。

文明的自己

 俺系統の認識 俺は国民国家を文明的自己と俺系統の認識で認識しない。

 俺は文明的自己を西洋文明に対応づけない。国民国家とは西洋系統の国家である。その国家概念は西洋文明に所属する。その国家概念は東洋文明に所属しない。だから、俺は国家に関する文明的自己を国民国家に対応づけない。従って、俺は俺は国民国家を文明的自己と俺系統の認識で認識しない。

善悪

 俺系統の認識 俺は国民国家を悪いと俺系統の善悪で判断する。

 俺は国民国家という国家制度をレッドカードと俺が持っている善悪で判断する。俺は国民国家を正当と認識しない、かつ俺は国民国家を正当と認めない。もし俺が国民国家を認めるならば、欧州人が彼らの国家を彼らの自然な生息地でない場所で形成する。

俺はこの状態を金銭的損害及び肉体的損害、精神的損害と認識する。なぜなら、欧州人は資源を有色人から不自然に奪い、かつ不自然に所有する。さらに、彼らはその資源を俺らへと売りつける。俺らは不自然な資源を購入するために、不自然に労働する必要がある。俺はこの状態を奴隷状態と認識する。さらに、欧州人は爆弾や核爆弾をアメリカ大陸から世界中へと落下させる人工的な正当性を獲得する。俺はこの状態を将来的な損害を認識する。

東洋文明における善悪では、俺はこの損害を非礼と審判する。俺は非礼を悪いと儒教系統の善悪で判断するので、俺はこの損害も悪いと判断する。この損害の原因(前)は上記の不自然な状態である。さらに、不自然な状態の原因(前)は国民国家である。俺は次を仮定する。もし俺がa→b→cにおけるcを悪いと判断するならば、俺はbも悪いと判断する。この操作を繰り返すと、俺はaを悪いと判断する。aを国民国家に対応させて、bを不自然な状態に対応させて、cを将来的な損害に対応させる。この時、国民国家→不自然な状態→将来的な損害であるので、俺は国民国家を悪いと判断する。

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