
能格言語〜わかりやすくと日本語〜
能格言語(のうかくげんご、Ergative language)とは文法において、自動詞の主語(S)と他動詞の目的語(P)が同列に扱われ、他動詞の主語(A)だけが別の扱いを受けるという性質(能格性、ergativity)をもつ言語のことである。能格言語 ここでは、俺は能格言語を定義することを目的とする。 1.0 能格言語 図1 図1では、自動詞の主語の格「円」が他動詞の目的語の格「円」に等しい。一方、自動詞の主語の格「円」は他動詞の主語の格「正方形」に等しくない。 1.1(能格言語) 1.11(能格言語の定義) 能格言語は、自動詞の主語の格が他動詞の目的語の格に等しい、かつ他動詞の主語の格は自動詞の主語の格に等しくない言語である。 1.111(絶対格の定義) 絶対格は自動詞の主語及び他動詞の目的語を表す格である。 1.112(能格の定義) 能格は他動詞の主語を表す格である。 俺は膠着語における能格を考えてみる。例えば、「俺が 行く」と「俺は 彼女が 好き」が存在する。または、「俺が 行く」と「彼女は 俺が 好き」が存在する。この時、自動詞「行く...