
屈折語とは何であるか?〜英語と具体例から分かりやすく、膠着語との比較も添えて〜
屈折語(くっせつご、英:fusional language)は、言語学上における形態論上の分類のひとつ。文法的機能を表す形態素が、語の内部に分割できない形で埋め込まれる言語のことをいう。 屈折語 以下では、筆者は屈折語が何であるのかを提示する。代表的な屈折語には、英語がある。一般的に、印欧語族は屈折語である。印欧語族には、フランス語やドイツ語やロシア語、ラテン語や古代ギリシア語が存在する。アラビア語も屈折語である。 1.0 屈折語 1.1 定義 1.1(俺系統の認識) 屈折語は言語である、かつ時制や性や格や人称がある単語を別の単語に変化させる。 一般的には、屈折は「変形」と想像される。しかし、筆者の印象では、屈折は「置き換え」や「変形と置き換えの中間あたり」の現象である。 例えば、goがwentになる。doがdoesになる。これらが屈折である。前者は時制による屈折が生じている。後者は人称による屈折が生じている。格では、I, my, me, mineが存在する。性には、heとsheが存在する。 1.2 人称 英語では、単語は人称によ...