Y染色体ハプログループRは白人(欧州人)の雄由来か?〜古代北ユーラシア人とアメリカ先住民のY染色体ハプログループQ〜

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現代欧州人はコーカサス人種の遺伝的な形質を持っている。現代欧州人の顔の堀は深く、東側地中海人や中東人に似ている。加えて、彼らはその他のコーカサス人種と同様に腋臭を持っている。

しかし、筆者はY染色体ハプログループの系統樹を見る時、俺はY染色体ハプログループRはコーカサス人種系統のY染色体ハプログループでないように感じる。なぜなら、欧州人のY染色体ハプログループはR系統であり、J系統やG系統やI系統でない。

以下では、筆者はY染色体ハプログループRが何由来であるのかを提示するつもりである。結論から言って、Y染色体ハプログループR系統はモンゴロイド人種系統である可能性があるが、彼らの父系の人種は不明である。つまり、現時点では、わからない。

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1章 Y染色体ハプログループR

1節 Y染色体ハプログループR

1.1【俺系統の認識】
Y染色体ハプログループR系統はモンゴロイド人種系統であった可能性がある。

Y染色体ハプログループR系統はモンゴロイド人種系統であった可能性がある。アメリカ先住民のY染色体ハプログループはQ系統である。アメリカ先住民のQ系統と欧州人のR系統の共通先祖はP系統である。P系統の先祖はK2bであり、漢民族のO系統やウラル系統のN系統もここから分岐した。つまり、K2b→P→QとRが生まれてきた。

ただし、Pがどこで生まれたのかは不明である。その場所は南アジアや東南アジアや中央アジアが考えられる。この電飛によると、シベリアのYanaで発見された個体はY染色体ハプログループ P系統を持っていたらしい(時期は不明)。また、バイカル湖で発見されたMA-1個体は24000年前の個体で、Y染色体ハプログループR*系統とmtDNAのU系統を持っていたらしい(wikipedia電飛)。

筆者の認識では、mtDNAのU系統はコーカサス人種の母系である可能性がある。そのため、この時点で(24000年前?)、Y染色体ハプログループRはコーカサス人種系統の母系と交雑した可能性がある。なお、Y染色体ハプログループRと対になるmtDNAが何であるのかは不明である。

上記の資料を使用すると、筆者はY染色体ハプログループP系統やR系統はシベリアで生活していたと憶測する。Yana個体やMA-1個体の当時の人種的な形質は不明である。しかし、個人的には、当時の気候にもよるが、コーカサス人種的な形質がシベリアで発生したようには感じない。

Human teeth, dated to around 31,630 calibrated years before present, were found at the site, at the Northern Point locality.[5] In a 2019 genetic study, DNA extracted from two of these teeth, which were found to be from two unrelated males, were found to represent a distinct archaeogenetic lineage[16] which can be modelled as a mixture of early West Eurasian with an approximately 22% contribution from early East Asians, an ancestral lineage that the authors have named Ancient North Siberian (ANS), thought to have diversified around 38,000 years ago.[5]

 The study argues that the so-called ‘Mal’ta boy’ (‘MA-1’) can be successfully modelled as a descendant of the ANS lineage, with a minor contribution from another lineage that is ancestrally related to Caucasus hunter-gatherers. The study also finds that the Ancient Palaeo-Siberian male from Kolyma (‘Kolyma1’) can be modelled as a mixture of East Asian and ANS-related ancestry, similar to that found in Native Americans, but with a greater (75%) contribution of East Asian ancestry. Both individuals from the Yana site were found to belong to mitochondrial haplogroup U, and Y chromosome haplogroup P1.[5] This is currently the oldest human genetic material retrieved from Siberia.[17]

https://en.wikipedia.org/wiki/Yana_Rhinoceros_Horn_Site

筆者は上記の英文を読むことができない。しかし、勝手に憶測すると、シベリアにあるヤナ遺跡から、30000年前の男性が2体発見された。それらは22%の初期東アジア人と西ユーラシア人の混合で模型化された。この時点で、これらの2個体はおそらくコーカサス人種系統の形質を持っていた可能性がある。

ただ、2段目を読むと、MA-1は古代北シベリア人の子孫として模型化された。そして、コーカサス狩猟採集民からの少しの寄与も存在した。コーカサス狩猟採集民はコーカサス人種であった可能性がある。また、mtDNAのU系統もこの狩猟採集民から来た可能性がある。おそらく、古代北シベリア人は新モンゴロイド人種の可能性があるのか、22%の初期東アジア人と西ユーラシア人の混合であるのかはわからない。

また、東シベリアから得られたKolyma個体は東アジア人と古代北シベリア人の混合で模型化される。そして、それはアメリカ先住民に近い。Kolymaの75%は東アジア人由来である。つまり、Kolymaは東アジア人である。

なお、ヤナ遺跡から得られた2個体のY染色体ハプログループはP1であり、mtDNAはU系統であった。上記を読むと、筆者は東南アジアから北上したP1とコーカサス人種の母系が中央アジアかシベリアで交雑したと憶測したくなる。または、P1は中央アジア発祥でコーカサス人種の母系とそこで交雑して、シベリアへと東進した。その後、P1はR系統へと遺伝的に分岐した。

コーカサス人種の父系系統

 俺の認識 コーカサス人種の父系系統はY染色体ハプログループJ系統とI系統とG系統であるように感じる。

 補足的には、北アフリカ人のY染色体ハプログループE系統もコーカサス人種的であるかもしれない。ただし、DE系統やC系統は初期に分岐したので、彼らの系統は人種的な形質にあまり一致しないように見える。

Y染色体ハプログループJ系統が中東人の父系である。彼らは中東とアナトリア半島で生活していた。俺はY染色体ハプログループJ系統の人種的な形質がコーカサス人種であると審判する。Y染色体ハプログループIはチェダーマン西部狩猟採集民の父系である。彼らは初期欧州農耕民の流入前の古代地中海と古代欧州で生活していた。俺は彼らの人種的な形質を知らない。けれども、彼らは暗い肌に青い瞳を持っていたらしい。

Y染色体ハプログループG系統が欧州初期農耕民の父系である。俺の印象では、彼らもアナトリアや中東で生活していたように思える。俺の印象では、俺はG系統の人種的な形質もコーカサス人種的であったのでないかと勘ぐる。

R系統とコーカサス人種的な形質

 俺の憶測 東部狩猟採取民がコーカサス狩猟採集民と等しい割合で交雑したので、Y染色体ハプログループRは完全にコーカサス人種的な形質を獲得した。

 さらに、そのR系統は欧州で生活していた初期欧州農耕民とも交雑したので、彼らの形質がさらに完全にコーカサス人種的になったように感じる。東部狩猟採集民はY染色体ハプログループR1aとR1bを持っていたらしい。その内、R1b系統がコーカサス狩猟採集民と等しい割合で交雑した。その後、彼らはヤムナ文化を形成した。

この時、俺はR1b系統は完全にコーカサス人種的な形質を獲得したように感じる。ただし、東部狩猟採集民自体も顔の濃いモンゴロイド人種であった可能性や既にコーカサス人種的な形質を持っていた可能性もある。さらに、そのR1b系統は欧州へと流入して、初期欧州農耕民を虐殺したか、吸収して、彼らはさらに完全にコーカサス人種的になったように感じる。

ただし、東部狩猟採集民がどのような形質を持っていたのか不明である。ただし、彼らは明るい肌の色と青い眼と金髪を持っていたらしい。個人的には、俺は現代欧州人の色は東部狩猟採集民由来であるが、骨格や形質はコーカサス狩猟採集民に由来するように感じる。

Y染色体ハプログループRの運動

氷河期の終わりから古代

 氷河期の終わり、Y染色体ハプログループRはウクライナ平原や中央アジアで生活していた可能性がある。その後、Y染色体ハプログループR1bがコーカサス狩猟採集民と等しい割合で交雑して、ヤムナ文化を形成した。彼らは西部草原牧畜民と呼ばれて、牧畜を営んだらしい。

その後、5000年前から、Y染色体ハプログループR1bが欧州へと移動して、初期欧州農耕民を絶滅させたか、遺伝的に取り込んだ。4000年前に、Y染色体ハプログループR1bはイベリア半島へと移動して、イベリア半島の原住民(西部狩猟採集民、または初期欧州農耕民)のY染色体ハプログループをR1bへと置換した。イタリアへの侵入の時期は不明であるが、4000年前から3000年前であるように思える。800年前から、エトルリア人(Y染色体ハプログループR1b)がエトルリア文化を形成した。その後、ローマ人がイタリア半島を統一して、ローマ帝国を築いた。

一方、4000年前に、Y染色体ハプログループR1aはインド北部へと侵入した。さらに、3000年前に、Y染色体ハプログループR1aはペルシャへと侵入した。俺の憶測では、その500年後に、彼らの父系子孫がアケメネス朝ペルシャを建国した。彼らの父系子孫がパルティアやササン朝ペルシャを建国した。ヒッタイトはR1bかR1aかは不明である[参考]

Y染色体ハプログループRはモンゴロイド人種の雄由来か?

Y染色体ハプログループ?の系統樹をみると、俺は強烈な違和感を覚えた。もし上記の系統樹が遺伝的な近さや子孫と先祖の関係を表現しているならば、そのとき、Y染色体ハプログループRはモンゴロイド人種の雄由来であったかもしれない。だから、Y染色体ハプログループRは同じくモンゴロイド人種であるY染色体ハプログループQとの共通祖先を持ち、かつY染色体ハプログループNやOに遺伝的に近い。

コーカサス人種のY染色体ハプログループの分岐

 上記の系統樹を眺めるとき、コーカサス人種の雄のハプログループはIとJとG、そして少し離れてEであるように見える。そして、これらのコーカサス人種の雄のハプログループは互いに近く、類似した親系統を持っている。俺らがこの系統樹をみるとき、俺らは次のような想像を形成することができる。

北アフリカに代表されるようなハプログループEの一部を除くと、出アフリカの後、ホモ・サピエンスの雄はCF系統に分かれた。おそらく、Cはアジア方面へと向かって、F(G、H、IJKの親)は中東やコーカサス方面へと向かってGになった(実際、Gはコーカサス山脈で観察される)。

その後、Fはインド方面のトラヴィダ(ハプログループH)に分岐したり、IJKに分岐する。IJKはコーカサス方面をさらに北上して?北欧人のハプログループIに分岐したり、コーカサス方面を南下して?アラブ人のハプログループJに分岐した。これがコーカサス人種のY染色体ハプログループである。

俺は上記の系統樹の読み方を理解できないが、上記のような出アフリカの想像を持っている。なお、Y染色体ハプログループEはアフリカに留まり、少し特殊な分岐の仕方が生じた。彼らの一部(コーカサス人)は北アフリカで繁栄した。しかし、ハプログループRが上記に登場する余地が存在していない。

モンゴロイド人種のY染色体ハプログループの分岐

 モンゴロイド人種のハプログループには、CとDが存在するが、ここでは後回しにする。ホモ・サピエンスの出アフリカの後、ハプログループI及びJ(IJ)の親(IJK)はハプログループI及びJとハプログループKに分岐した。KはK1系統のL及びT(インド系と置く)とK2系統のMS及びNO及びP系統に分岐した。

現在では、K1系統の外見はインド人(パキスタン人)であり、K2系統の外見はハプログループRを除いてモンゴロイド人種的である。K2のうち、MSはパプア・ニューギニア、NOは東洋小人種(新モンゴロイド)であり、PはさらにQとRに分岐して、Qはアメリカ先住民であり、Rは欧州人(白人)である。

俺の印象では、IJKのうち、IとJは中東、地中海、欧州へと移動して、そこで分岐して、中東人や欧州人というコーカサス人種になった。Kはインド大陸で留まり、南インド人種?に分岐した。KのうちNOとPは東洋、東南アジアへと移動して、モンゴロイド人種に分岐した。実際、インド人やパキスタン人はコーカサス人種とモンゴロイド人種の中間あたり外見を持っている。

NOはNとOに東洋地域で分岐した。PはQとRに東洋地域で分岐して、Qはアメリカ大陸へと移動して、Rは西(ウクライナ?)へと移動した。K2をモンゴロイド人種と仮定するとき、俺らはこのような出アフリカの歴史を描かざるを得ないように思える。上記の画像によると、Rの発生場所は「Asia」になっている。

それに対して、GやJやIのハプログループの誕生場所は中東や欧州である。ハプログループRのみが「Asia」である。この事実は非常に奇妙である。一部の白人はアメリカ先住民がハプログループQであり、白人のハプログループRと共通祖先ハプログループPを持つことを強調する(Pの発生場所もAsiaである)。

この種の白人はアメリカ先住民の祖先は “白人” であったと考えたがる。けれども、俺は白人の先祖が逆に “モンゴロイド人種” であったのでないかと勘ぐる。上記でも述べたが、近代における支配者は白人であったので、誰も白人の先祖がモンゴロイド人種の雄に男系子孫の競争で敗北したと考えない。

 暗黙の了解として、ハプログループRは白人の先祖と考えているが、果たして本当であるのあろうか?実はハプログループRは俺らモンゴロイド人種の先祖ではないのだろうか?白人の男系先祖がチンギスハンやアッティラのようなモンゴロイド人種の雄に敗北していてもおかしくないように思える。

Y染色体ハプログループNO

 Y染色体ハプログループNO:Y染色体ハプログループNOはY染色体ハプログループPと共通先祖Y染色体ハプログループK2を持つ。

 Y染色体ハプログループNOはY染色体ハプログループPと共通先祖Y染色体ハプログループK2を持つ。Y染色体ハプログループNOはY染色体ハプログループNとY染色体ハプログループOに遺伝的に分岐して、後者O系統は漢民族である。Y染色体ハプログループNはフィンランド人やシベリアの少数民族に観察される。

wikipedia(電飛)によると、Y染色体ハプログループNOは東洋地域(中国北東部)で約四万五千年前に生まれたらしい。wikipedia(電飛)によると、Y染色体ハプログループNは東洋地域で約三万五千年前に生まれたらしい。wikipedia(電飛)によると、Y染色体ハプログループOは東洋地域で約三万五千年前に生まれたらしい。

wikipedia(電飛)によると、Y染色体ハプログループK2は東南アジア地域や東洋地域で約五万年前に生まれたらしい。なお、Y染色体ハプログループK2はY染色体ハプログループMSとY染色体ハプログループPとY染色体ハプログループNOを生み出した。Y染色体ハプログループMSはアボリジニやパプアニューギニア人に観察される。

コーカサス人種の系統

 コーカサス人種の系統:コーカサス人種系統の主要なY染色体ハプログループはY染色体ハプログループJやY染色体ハプログループIであるように感じる。

 コーカサス人種系統の主要なY染色体ハプログループはY染色体ハプログループJやY染色体ハプログループIであるように感じる。J系統とI系統はY染色体ハプログループIJを共通祖先に持つ。wikipedia(電飛)によると、Y染色体ハプログループIJは西アジアで約五万年から約四万五千年前に生まれたらしい。

wikipedia(電飛)によると、Y染色体ハプログループIは中欧で約3万数年前に生まれたらしい。wikipedia(電飛)によると、Y染色体ハプログループJは西アジアで約四万二千年前に生まれたらしい。個人的には、この種の系統がコーカサス人種系統であるように思える。

Y染色体ハプログループHがドラヴィダ人の系統である。wikipedia(電飛)の図によると、Y染色体ハプログループFはインド大陸で生まれて、それはY染色体ハプログループGとY染色体ハプログループHとY染色体ハプログループIとY染色体ハプログループJとY染色体ハプログループK系統を結果的に生み出した。西方へと進んだのが、J系統とI系統とG系統であり、南方へと進んだのがH系統であり、東方へと進んだのがK系統である。そのうち、K系統から生まれたY染色体ハプログループLTは西方へと戻るように移動した。

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